樹齢300年の大木の上に建つツリーハウス
~樹木の振動特性計測例~
コンサルティング
某リゾート施設が計画した巨大ツリーハウス。設置前に樹木の振動特性を計測しました。ヤクモの確かな技術力が、自然と一体化した空間づくりに一役買っています。
課題
「ツリーハウス」とは、生きている木を土台(基礎)にして作られた建造物です。某リゾート施設では、樹齢300年のクスノキの上にツリーハウスを建てる計画があり、設計にあたっては、土台となる樹木の振動特性を明らかにし、構造設計に反映する必要がありました。ヤクモでは、実際に樹木にセンサを取り付けて測定を行い、その結果から構造解析用樹木モデルを作成し、ツリーハウスが樹木に与える影響と樹木揺れがツリーハウスに与える影響について解析しました。
対策
測定対象は、某リゾート施設敷地内に生えている樹齢300年のクスノキでした。
ハウス荷重点となる4箇所にセンサを取り付けて、3方向の振動加速度を測定、以下の項目を算出設定しました。
- モード振動数(Hz):常時微動、加振時の2パターン
- 減衰定数(比)
- モードマス(kg)
結果
測定結果は以下の通りとなりました。
測定結果を基に荷重点をモデル化して、ツリーハウスの構造設計に反映させています。